災害時にも対応可能な浄活水器の技術開発(MIRECスピンオフ産学協同研究成果)について
標記の件につきまして、京都・まいづる立命館地域創造機構(MIREC、舞鶴市字南田辺、機構長=本田豊立命館大学政策科学部教授)からスピンオフした、舞鶴工業高等専門学校(舞鶴市字白屋、校長=小野紘一)と小阪金属工業株式会社(金属加工業、舞鶴市字森、代表取締役=小阪憲一)との産学協同研究において、商品化に向けた技術開発にめどがつきましたのでご報告申し上げます。
記
- この間の経緯
MIRECでは、設立以来、京都北部地域産業の活性化のため、地域内外の産業界、高等教育機関、行政機関の連携による取り組みを進めているところです。その一環として、2004年10月に「産業・技術融合起業研究会」を中小企業庁「新連携対策委託事業」の支援を受け設置し、その中で、地域産業の基盤技術を活用した新製品開発とそのための技術検討を行なってまいりました。
標記技術開発につきましては、同研究会での技術検討を踏まえ、2005年4月から、同研究会メンバーである舞鶴工業高等専門学校機械工学科教授川勝邦夫氏およびその研究室、小阪憲一氏が受け皿となり、具体的な技術課題に関する検討および実験を重ねてきたところです。
- 産学協同研究
川勝研究室が装置設計・製作・実験を担当し、小阪金属工業は資材提供や技術情報収集を担当しました。また、MIRECを通して、舞鶴市水道部上福井浄水場の水質検査協力を要請。さらに、舞鶴工業高等専門学校との学術交流協定に基づき、研究にかかる資金管理や産学官連携コーディネートを担当しました。
- 技術開発の概要
本技術開発は、2004年10月の台風23号による由良川水害の教訓を踏まえ、濁流等のいわゆる「泥水」から上質な飲料水を取り出すことを目標として取り組まれ、
- 1. 必要な時に必要な量の水を必要な場所で供給
- a. くみ上げ時の水圧を蛇口まで維持可能
- → 従来品は蛇口での水圧が低いことがネック
- b. 少量から大量まで対応可能
- → 一定量を貯水することも可能なため大量の水需要にも対応可能
- c. 機動性を確保し軽ないし小型トラックに積載可能
- → 洪水河川からダイレクトに取水し、浄化、必要な場所にそのまま供給可能
- 2. 停電時にも起動可能な自前の電源供給
- a. 家庭用電源を確保可能なら発電機、車などからも電源供給可能
- → 停電時の断水経験から多様な電源で起動可能
- 3. 通常の水道水ないしそれ以上の水質を供給
- a. 一般飲用水だけでなく、医療・福祉・学校などの現場での応災に対応可能
- → 病院・診療所、福祉施設など、一般飲用水以上の水質が求められる現場にも供給可能な活性水を生成
を主要な具体的技術課題として設定しました。
以上
- 本件に関するお問い合わせは、
- 担当:山田まで。