本田豊機構長
京都まいづる立命館地域創造機構
機構長


本田 豊 (HONDA, Yutaka)


 舞鶴市では、これまでに約20の高等教育機関との大学・地域連携事業を実施し、その知的資源を地域づくりに活かす取組みを行なってきました。なかでも、 立命館大学と舞鶴市は、1999年に学術交流協定を締結し、地域と大学との総合的な連携のための新たな仕組みである「大学連携センター」のなすべき事業を 先取りした様々な取組みを行なってきました。2002年度には国土交通省のモデル事業に採択され、「大学連携センター推進研究会」を設置し構想具現化へ向 けた検討を重ねてきたところです。

 こうした経緯と実績を踏まえ、2004年7月、全国初となる地域発「大学連携センター」の中心組織として、「京都・まいづる立命館地域創造機構」(MIREC、ミレック)を開設しました。

 MIRECが担うべき使命は、(1)舞鶴をはじめとする京都府北部地域やわが国日本海沿岸地域の活性化、経済社会発展(Socio-Economic Development)への貢献、(2)大学等の研究・教育資源を開放し、市民にとって高度な教養や研究能力の涵養、(3)大学等の教育活動の一環とし て舞鶴をはじめとする京都府北部地域やわが国日本海沿岸地域の地域資源の活用、(4)北東アジアを中心とする国際交流・国際協力の促進、の4つにあると考 えています。

 つまり、(1)地域が大学等の知的資源を有効活用して地域づくりを進め、また、(2)大学等がその教育・研究活動に地域資源を有効活用できるようにする ために、(3)地域経済社会と高等教育機関の新しい連携の「窓口」として、さらに、(4)舞鶴市をはじめとする京都府北部地域やわが国日本海沿岸地域の 「地域密着型・地域創造シンクタンク」となることを目指さなくてはならないということです。

 そのためには、立命館大学だけではなく、京阪神の各大学等高等教育機関の皆様、地域の産業界や行政関係の皆様、草の根の市民活動に携わっておられる皆様 など、「舞鶴をはじめとする京都府北部地域やわが国日本海沿岸地域を、もっとよくしたい!」という「志(こころざし)」を持つすべての皆様の智慧(ちえ) を、このMIRECに結集させていかなければなりません。

 産学官連携による地域経済社会の活性化は、お互いの弱みを補い合うという思想ではなく、お互いの強みを結集するという思想からスタートしなければなりま せん。相互依存から「競争と共栄」の共生に向けて、地方都市・まいづるから発信する新たな産学官連携と地域づくりの取組が動き出しました。生まれたばかり のMIRECを地域社会経済の中で大きく育んでいく所存です。皆様のご支援・ご協力を今後ともよろしくお願いいたします。
2004年7月17日
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